事故物件は専門業者への売却がおすすめ
「不動産を売りたいのに、事故物件だからなかなか売れない・・・」
「事故物件を相続したが、売れないと聞いて不安で仕方がない・・・」
上記のような不安をお持ちではないでしょうか?
事故物件というと、すごく特殊な物件のように思えるものですが
様々な事情から事故物件はそれほど珍しいものではなく、むしろ身近なものとなっています。
※事故物件
事故物件とは、購入者が心理的に敬遠するような物件のことです。
明確な定義は決まっていないものの、代表的な例としては、自殺や殺人事件・孤独死などが発生した物件。
(ただし、孤独死については早期に発見された場合は、事故物件とみなされるかどうかはグレーな部分があります)
事故物件には告知義務があり、売却したり賃貸物件として貸し出したりする場合には
必ず相手方に事故物件であることを伝えなければなりません。
事故物件は、購入者にとっては決して望ましい物件ではありません。
家を買おうとした時に、事故物件と通常の物件が似た条件で販売されていたら、やっぱり通常の物件を購入しますよね?
従って通常の不動産物件と同じように、仲介で売却の依頼を出してもなかなか買い手が現れない、という事情におちいってしまいます。
それでは、話を冒頭に戻しますが、事故物件を取得したときにどのように対処すべきか?
その答えとしてオススメするのが、事故物件専門業者に買取を依頼することです。
もちろん、事故物件専門業者への買取依頼以外にも方法はあります。
しかし、どの方法も売り主さんにリスクが生じます。
イメージが沸きにくいと思いますので、具体的に紹介しましょう。
【仲介による売却のリスク】
ニーズが一致すれば、最も高く売却できる可能性があります。
しかし事故物件を高く売るには、リフォームやメンテナンスの手間や費用を負担しなくてはなりません。
思い通りの値段で売れなかった場合は、赤字になってしまう可能性があります。
他にもいつまでも売れ残ってしまったり、売りに出しているときに「物件情報」としてインターネット上などに物件情報が出てしまうため、近所の住民の注目を集めてしまうリスクもあります。
【賃貸物件としての運用のリスク】
賃貸物件として運用する方法もあります。
購入に比べて賃貸の場合は、事故物件であっても気にしない方が多いので
立地条件が良ければ、うまく賃借人が見つかる可能性があります。
ただし、賃貸物件として運用するには
・管理の手間・負担が生じること
・リフォームの手間・費用を負担しなくてはならないこと
・集客にノウハウが必要であること
などのリスクがあります。
管理会社に管理を任せる方法もありますが
そうすると管理会社への費用が発生してしまい、利益が得られにくくなってしまいます。
【駐車場としての運用のリスク】
コインパーキングとして運用する場合、事故物件であることのデメリットはかなり軽減されます。
ただし、更地にして駐車場として運用するために費用や予算をかけなければならない、というリスクがあります。
また、駐車場経営はよほど立地が良くなければ収益を上げにくいので、リターンがそれほど見込めないというデメリットもあります。
以上のように、事故物件にはどうしてもリスクがついて回ります。
しかし、売れないからと言って買い手がつくまで不動産業者任せにしたり
どのように対処するのかの決定を後回しにして、物件を所有し続けることも問題です。
・物件が売れ残っていると、毎年固定資産税や都市計画税を支払わなくてはならない
・人が住まない状態が長く続くと、物件が早く傷んでしまい価値が更に下がってしまう
以上のようなデメリットが生じてしまうからです。
こうしたリスクやデメリットを回避する方法が、この記事でおすすめする
事故物件専門業者に買い取ってもらう方法である、ということです。
事故物件の専門業者とは?
事故物件の当事者以外にとっては、事故物件専門の業者があるということはあまり知られていません。
当事者の方でさえ、今ここで初めて「事故物件専門業者」という名前を目にした。
という方も少なくないかもしれません。
事故物件専門業者に売却することのメリットを紹介する前に、そもそも事故物件の専門業者とは何か?ということを解説します。
事故物件専門業者は一般の不動産会社と何が違うの?
事故物件専門業者は、不動産会社の一種です。
一般の不動産業者との最も大きな違いは、事故物件を専門的に扱っているか、一般的な物件を扱っているか、という点です。
「事故物件専門業者って安全な会社なの?」
という不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、不動産大手フランチャイズに加盟している業者などもあり、一般的な不動産業者さんと変わりありません。
事故物件専門業者は何をしてくれるの?
事故物件専門業者に相談・依頼をした場合、どのように対応してもらえるのか?
会社によってそれぞれ多少の違いはあるかもしれませんが、基本的な対応としては、事故物件の価値を査定して見積もりを提示してくれます。
そして、希望の条件が一致すれば、査定額で買い取ってくれます。
ここでの大きなポイントは「仲介」ではなく「買取」をしてくれるということです。
一般的な不動産業者で事故物件を売却しようとしても、通常は「仲介」です。
ですので「欲しい」という人が現れるまで、物件は売れ残ってしまう可能性があります。
しかし事故物件専門業者は、査定額で業者が買取をしてくれます。
相談から買取までの流れが大変シンプルで、分かりやすいですよね?
では、なぜ一般の不動産業者ではなく事故物件専門業者がおすすめなのか、について解説します。
次の章で、メリットを具体的に紹介していくので
一つひとつご自身の状況と照らし合わせながら考えてみましょう。
事故物件専門業者に売却するとどんなメリットがあるの?
事故物件専門業者は「専門」をうたっているだけあって、事故物件を売りたい方にとっては、かゆいところに手が届く「こんなの欲しかった!」という業者です。
売り主のどんな「かゆみ」に手が届くのか?一つひとつ紹介していきます。
すぐに現金化できる
事故物件専門業者に買取をお願いすると、すぐに現金化できます。
業者にもよりますが、見積もり依頼から入金まで最短で、数日~1週間といったスピーディーな手続きになることも、珍しくありません。
すぐに現金が手に入ることで、生活の費用に充てたり、大きな買い物の資金の一つに充てたりするなど、事故物件によって得たお金を、有効に利用することができます。
確実に売却できる
専門業者から査定見積もりをもらったということは、業者が「この値段で買いたい」と言っていることを意味します。
不動産の仲介の査定の場合は「このくらいの価格なら売れそうだ」という意味合いなので査定額が出ても、その通りの額で売れるとは限りません。
いつまで経っても売れないリスクもあります。
また仲介の場合は、最終的な契約相手が個人になるので、思わぬ契約トラブルが生じる場合もあります。
例えば、買主が家族から猛反対されて契約取消しになってしまったり、契約が成立したのに買主がお金を支払ってくれなかったり、といったトラブルです。
しかし専門業者は、対企業の「買取」取引なので、このような不測の事態が滅多に生じないのです。
現況のまま売れる
仲介で事故物件を高く売るには、リフォームやクリーニングをして「事故」の痕跡を残さないことが大切です。
賃貸物件や駐車場として運用する際にも、更地にする工事費用や駐車場の設備費用が必要です。
しかし、事故物件専門業者に売却する際には、リフォームやハウスクリーニングなどをせずに現況のまま売却できます。
というのも、事故物件専門業者は事故物件の運用の専門でもあるので、リフォームやハウスクリーニングの工事も、自社で行えるからです。
・どの業者にリフォームを依頼すればいい?
・赤字にならないためには、リフォームの費用をいくらまでに抑えればいい?
といったことを考える必要がなく
専門業者の査定額がそのまま手元に入ることになるので、手間が大きく軽減できます。
物件情報を公開せずに売れる
専門業者に売却する場合には、インターネットなどで物件情報を公開せずに売却できるのも、大きな利点です。
「事故」が起こってしまった物件は、仲介で売却に出す際に不動産のインターネットサイトに掲載されると、地域や近所の住民の注目を集めてしまうことがあります。
特に気にしないという方は問題ありませんが、事故物件と同じ地域に暮らしている方などは特に、他人の目が気になるものですよね?
また、仲介物件として売りに出した場合には、一般の方々の物件内見もあるので冷やかし客が内見に来る可能性もあります。
こうした精神的な負担や苦痛を、味わうことなく売却の手続きができる点も、専門業者に依頼する場合の大きなメリットといえるでしょう。
事故物件専門業者を探すなら一括査定サイトが便利!
「事故物件専門業者に売却すると、とっても楽だし安心だ」
そんな風に感じた方は「事故物件専門業者をどうやって探したらよいのか?」が気になってくるのではないでしょうか?
当サイトがおすすめする事故物件専門業者の探し方は、事故物件一括査定サイトを利用することです。
一般的に不動産を売却する際には1社だけではなく、複数の業者に見積もりを取るのが鉄則です。
なぜなら、業者によって査定の基準や得意のエリア・物件の種類が異なり、同じ物件でも査定額に大きな差が生じることがあるからです。
事故物件は特殊な事情を持つ物件なので、査定額の差はなおさら大きくなってしまいます。
事故物件の買取値の基準となる項目
・物件本来の価格(周辺環境・間取り・建物のグレード・築年数・設備など)
・事故の内容(社会的ニュースになった事件性や、発見まで長期間が経過した孤独死など「事故」の内容によって、価格の下落幅が大きくなることがあります)
・景況感やタイミング
これらの様々な状況を総合的に判断して、事故物件専門業者は独自に価格の査定をします。
専門業者によって、得意な物件の種類やエリアなどもあるので同じ物件でも、業者によって査定額が変わるのは当たり前のことなのです。
逆にいえば、業者の選び方によっては、物件の本来の価値よりもかなり安い値段で物件を手放してしまうケースも、考えられるということです。
大金をドブに捨ててしまうような事態をなんとか避けたいという方は、事故物件専門の一括査定サイトをぜひチェックしてみてください。
最低2社~3社ほど専門業者に査定を依頼して、その中で高く物件を評価してくれた業者に依頼すれば、最小限の手間でスピーディーに、なおかつ高額で売ることができます。
また査定の際の手間という点でも、一括査定サイトはとても便利です。
複数の専門業者に個別に査定を依頼する場合は、物件やご自身の情報を個別に入力しなければなりません。
「早く売りたい」という気持ちが強くても、2件・3件と情報を入力しているうちに、だんだん売却手続き事態が面倒に思えてくることもあるでしょう。
その点、一括査定サイトを利用した場合は、物件の住所や建物面積などの最低限の情報を入力するだけで、複数の業者に査定を依頼することができます。
事故物件の売却を目指すとはいっても、普段は仕事が忙しかったり、家庭のことなどで時間を取られたりすることが多いと思います。
事故物件の売却は、一括査定サイトを使って最低限の手間で、最大の結果を得ることが理想です。
まとめ
事故物件専門業者に買取の依頼をすれば、スピーディーに査定見積もりを出してもらうことができます。
希望条件と一致すれば、そのまま現金化することもできるので
「事故物件が売れない」
という悩みから、あっという間に解放されます。
事故物件専門業者に買取を依頼するメリットは、他にもあります。
・リフォームをせずにそのままの状態で売ることができる
・契約のトラブルが起こりにくい
・物件情報を公開せずに売ることができる
こうしたメリットを最大限に活かす不動産売却の鉄則は、複数の不動産業者に査定見積もりを依頼することです。
そこで便利なのが、事故物件一括査定サービス!
インターネットに基本的な物件情報を入力するだけで、簡単に複数の専門業者に依頼できます。
事故物件の売却に困っている方はまずは、一括査定からスタートして、自身の物件の、おおよその金額を把握してみてはいかがでしょうか?
監修者:ドウスル株式会社 代表取締役 村田 大介